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昨年6月6日に発売となった亀工房6枚目のアルバム 「fanatic dance」 ※Amazonなどネットサイトでの取り扱いはありません。 このサイトからの通販か、ライブ時の手売りのみでの販売です。 お陰さまで昨年から好評を頂き続けて、最近もお問合せを頂くので、 このアルバムについて 改めて、ココで解説させて頂きたいと思う。 紙ジャケ故、デザインとスペースの兼ね合いからテキスト情報が限られた。 ジャケットでは収録楽曲のタイトルや録音クレジットなどのみとなり、 各曲の由来や録音に際してのエピソードなどは盛り込めなかったので、 ここで曲順を追って、解説して行きたい。 ① マイムマイム 僕ら世代では小中学校の運動会で?クラスメートと踊った懐かしい曲。 この曲をアレンジして演奏するようになったキッカケは 2015年春に五島列島で、子どもたちと約一週間過ごしながら、 「音楽を創る」という キャンプのゲストに招かれ、その打ち上げのキャンプ・ファイヤーで みんなで踊れる!?曲を! と、リクエストされたのだった…。 それで、この曲! 「…『マイムマイム』って、こんなカッコいい曲でしたっけ?」 と、言って頂くことが多いけど、 そこが、亀工房がアレンジの際、常に心掛けているところ!(笑) (使用楽器) ハンマー・ダルシマー スチール弦ギター エレクトリック・ベース カホン ② ポールがおじいさんに教えてもらったワルツ アメリカのダルシマー奏者のパイオニア「ジョン・マッカチョン」 彼の演奏から覚えた、とても可愛らしい曲。 ジョンはがっちりとした、逞しい人だが(笑) 僕が思うに、この時代(80年代後半)までに、ハンマー・ダルシマー音楽はひとつの完成を迎えている。 ジョン・マッカチョン、マルコルム・ダルグリッシュ は、他の楽器も弾くマルチ・プレイヤーだが、 特に2人のアルバムの音楽的な完成度が素晴らしい。 この曲は亀工房の本当に初期からのレパトリーだが、 いまだにリクエストを頂くことが多く、 様々なスライド・ショーでもよく演奏する曲。 (使用楽器) ハンマー・ダルシマー スチール弦ギター ③ カウンティス・キャサリン 世界中で上演されたアイルランドのミュージカル 「リバー・ダンス」 劇中、プリシパル「ジーン・バトラー」がソロで踊る曲 「リバーダンス」のドキュメンタリー番組を観た際、 スポットを浴びた大きなステージ上 妖精のように華麗に跳ね踊るジーンだが、 稽古の合間のシーンで、その足にできた大きなマメを見て 「うわ、痛そう…!」と思いながら、 その努力のほどを垣間見て、感動した。 原曲はフィドルで弾かれる、Em7のスリップ・ジグ。 ダルシマーで、コレを弾くのは大変難しい。 今までのアルバム制作の際も、何度か録音に挑んだが …納得の行くテイクは得られなかった。 今回のテーマに沿い、寿命を縮めながらも 何とか、O.K.テイクを獲得。 ライブで演奏する時も、何回やっても、 毎回、ドキドキの一筆描きの曲。 (使用楽器) ハンマー・ダルシマー スチール弦ギター エレクトリック・ベース ④ リュート組曲 ホ短調 第一番 バッハの作曲したリュート組曲は クラシック・ギターでよく演奏される。 対位法を用いた楽曲をダルシマーとギター2本で。 ギターはナイロンとスチールでユニゾン。 この演奏を始めて聴いたのはレオ・コッケのバージョン。 大ファンなので贔屓目も多分にあるが、 数多のクラシック・ギタリストの端正な演奏より、 レオのスチール弦での演奏が好き。 (使用楽器) ハンマー・ダルシマー スチール弦ギター ナイロン弦ギター ⑤ ヘル・ファイヤー 亀工房が様々なコラボレーションを行なう中、 人形舞踏師「百鬼ゆめひな」との共演で書き下ろした曲。 地獄の業火…。 ゆめひなさんが製作する、儚げな表情の等身大人形と それを、時に生命が宿るかのごとく豪快に操る舞踏に触発された。 ダルシマーのマイナー調の早弾きとギターの低音を駆使した伴奏。 遠くからこだまのようにE-bowサウンドが迫ってくる。 (使用楽器) ハンマー・ダルシマー スチール弦ギター エレクトリック・ギター(w/E-bow) ⑥ ブラック、ホワイト & レッド 原曲はバリトン(スチール弦)ギターのソロ。 お蔵入りとなり続けている僕のギター・アルバム録音時のアウト・テイク。 前曲の「ヘル・ファイヤー」の存在感に負けない曲が必要だな~、と ハードディスクの中から引っ張り出してきた(笑) 低音シーケンスの重さが良いけど もう少しエッジが欲しいなと 「ウドゥンベ」という陶器のパーカッションを加えた。 面白い出来となり、隠れた名テイクと思っている。 思い返せば、この曲のイメージがまさに「fanatic dance」 縄文や、もっと以前の人類がこんな曲調・リズムで 踊ったのかな。 (使用楽器) バリトン・ギター ウドゥンベ ⑦ ミス・マーフィー 18世紀のアイルランドを旅した吟遊詩人「カロラン」 大好きなカロランのこの一曲も、かなり古くからのレパトリー。 初めてこの曲を聴いたのは、シアトル在住の夫婦デュオ 「マジカル・ストリングス」のレコード。 旦那さんのハープと奥さんのダルシマー。 鮮烈に美しいアルバムだった。 ソロ・ギターばかりだったその頃は、 自分が夫婦で、人前で、演奏をするようになるなんて 夢にも思わなかったよなぁ(笑)。 (使用楽器) ハンマー・ダルシマー スチール弦ギター ⑧ ボーイズ・オブ・バリゾデア ~ ストーレン・アップル マルコルム・ダルグリッシュ&グレイ・ラーセンの名盤 「サンダーヘッド」の素晴らしい一曲目。 マルコルはどんどん自分の音楽を進化、深化させて スタイルを変えて行く音楽家。 僕がアメリカを歩いていた頃(1987から1989)は フィドルを加えたトリオ「メタモラ」で活動していた。 一度だけ、1989年にテネシーでマルコムとニアミスがあった 自分が滞在してた街で1週間後にマルコムのソロ・ライブが…。 すでに、その街に2週間滞在していたので、 一月後の大事な予定に合わせて、先を急ぐ必要があった。 (アメリカは広い・笑) 「またの機会に」とその時は見送ったが 以後、その「またの機会」は訪れず、彼とは一度も会ったことがない。 人生とは、かくなるものである。 (使用楽器) ハンマー・ダルシマー スチール弦ギター ⑨ Su-mi-e ~ Music for a found harmonium 「Su-mi-e」は、水墨画のような世界観を想い描いてインプロヴァイズ。 しかし、相方のイメージは少し違うようだ 「Music for a found harmonium」はペンギン・カフェ・オーケストラの名曲。 ライブの際にお客様からアンケートを頂くのだが、 その中に「亀工房のアレンジで聴いてみたい曲」を書いてもらう。 金沢でお世話になるカフェのマスターMさんが音楽通で この曲を是非に!と云うことで取り組み、出来上がったアレンジ。 最初は原曲のキーでアレンジしたけど、難しい。 そのキーだと、伴奏も今イチはじけられない(笑) 普段はあまり使わないDADGADで、シンプル、リズミカル&パーカッシブに。 やはり、カッコ良く、弾いていて楽しいが基本。 (使用楽器) ハンマー・ダルシマー(w/ bow) スチール弦ギター ⑩ オールド・ディックの伝説 マンドリンの曲を探している時、 マンドリン奏者のKさんがミックス・テープ(CDR)を作ってくれた。 その中の一曲で、「マリオネット」さんの曲。 エモイワレヌ、ヨーロッパの雰囲気が漂う。 毎回、基本的にダルシマーとギターは同時に録音するが、 この曲はギターだけだとリズムが締まらず エレベを足すと、満足行く締まり具合に(笑)。 メデタシ、めでたし。 (使用楽器) ハンマー・ダルシマー スチール弦ギター エレクトリック・ベース ⑪ ジョン・ライアンズ・ポルカ 映画「タイタニック」(1997)の三等客船のパーティー・シーンで有名な曲。 もう20年以上前だけど、不滅の名作はあるよね(笑) 原曲のキーだと、バシッと叩きつけるようなダンス曲。 それを、もっと「空を飛んでいるような…」 浮遊感のある雰囲気にしたかった。 誰もこんなキーで演奏しないよな~、 どう、みんな、やってみて!って感じ。 伝統曲は、いかに本場の人たちの演奏に近づけるか、 を大事にしている演奏家が多い。 また、評論家もそれを歓迎してるような感じ… でも、僕はそういう曲も、素材として捉えている いかに、自分(たち)らしく料理(アレンジ)できるのか… そこを大事にしている。 (使用楽器) ハンマー・ダルシマー×5 スチール弦ギター×2 ⑫ ラキッシュ・パディ これも、昔から演奏してるアイルランド・ダンス曲。 そして録音するなら、「こんなイメージで!」と 構想もしっかりあって、それを再現できたかな。 ちょっと複雑なリフのようなメロとリズムをたんたんと演奏するダルシマーとギター。 ファンク風?エレベと パーカッションでグルーブを! その向こうから、怪獣が雄叫びを上げながら近づいて来て、 大暴れして、また帰っていくイメージ(笑)。 怪獣は凶暴なエレキ・ギターで表現。 ココでは、どのくらい自分の狂気を喚起できるか 夜、遅くに一人でオーヴァー・ダビング。 1テイク目は、すご過ぎる狂気の沙汰でNG。 自分の中に、まだこんな狂気が眠っているのか、と(笑) テイク2は、ちょっと抑え目に。 採用してるのは、テイク3。 これ以上、弾くと「合わせ過ぎてしまう」と思って止めた。 協調性、予定調和、時間の都合… 大人になると、どんどん自我が削られていくのだな、と思わされる。 そのテイク3でも、「だいぶクレイジーですね!」と云われるけど。 ちなみにエレキはアーム無し。 あったらもっと大変(笑) 個人的にはアルバムの中では、 はじけっぷりで、一番好きな曲。 (使用楽器) ハンマー・ダルシマー スチール弦ギター エレクトリック・ギター エレクトリック・ベース カホン ⑬ ダニー・ボーイ アルバムの最後は、戦場に行く息子を想う母の気持ちを唄ったという曲。 前曲の狂気、喧騒からは考えられないくらい 静かに、深呼吸するように演奏している。 (使用楽器) ハンマー・ダルシマー スチール弦ギター エレクトリック・ベース ⑭ ?????? このアルバムには隠しトラックが収録されている。 ここで書いたら、隠しトラックにならないが、 すでに発売後一年経ったので、よかろう(笑) 全ての録音が終わった後 夜中にひとりで弾いた 完全なるギターでのインプロビゼーション。 前曲「ダニー・ボーイ」のBメロのコード進行を元に。 ループを使って、 映画のエンドロールのような音楽をと思い弾いた。 何故か、この曲が非常に好評(笑) (使用楽器) エレクトリック・ギター (w/ loop, E-bow) エレクトリック・ベース kame-kobo 6th Album 『 fanatic dance 』(KKM-007) 2018年6月6日 発売!!! 絶賛 発売中!!! (収録曲) 1.MayimMayim マイムマイム 2.Awaltz that Paul taught by grandfather ポールがおじいさんに教えてもらったワルツ 3.The Countess Cathleen カウンテス・キャサリン 4.Bourree Lute suite in E minor ブーレ(リュート組曲 ホ短調 第一番) 5.Hellfire ヘルファイヤー 6.Black, White and Red ブラック、ホワイト アンド レッド 7.Miss Marphey ミス・マーフィー 8.Boys of ballisodare ~ Stolen Apples ボーイズ・オブ・バリソデア ~ ストーレン・アップルズ 9 SUMIE ~ Music for a found harmonium ス・ミ・エ ~ ミュージック・フォー・ア・ファウンド・ハーモニウム 10.Legend of Old Dick オールドディックの伝説 11.John Ryan's Polka ジョン・ライアンズ・ポルカ 12.Rakish Paddy ラキッシュ・パディ 13.Danny boy ダニー・ボーイ ※All songs arranged by KAME-KOBO ※亀工房 初!の「紙ジャケット」仕様! Katsunori MAEZAWA plays Acoustic Guitars, Acoustic Baritone Guitar, Electric Guitars, Electric Bass, Cajon, Udumbe Akemi MAEZAWA plays Hammered Dulcimer Hibiki MAEZAWA plays Cajon on Track 01 ご希望の方は、通信販売でお求め頂けます。 お申し込みは下記の項目を書いて、 kamekobo45@gmail.com まで! ◆『 fanatic dance 』(KKM-007)/ kame-kobo 1枚:2,500円(税込) ①ご希望枚数 ②お名前 ③郵便番号 ④ご住所 ⑤お電話番号 ⑥ご希望のお支払い方法 ※代金のお支払いは「郵便振替」または「銀行振込み」でお願いし ※今回、送料サービスとさせて頂きます。 ※ 振込み手数料はご負担下さい。 それでは、ご注文お待ちしております! 絶賛発送中デ ーー ス!!!
by kmaezawa
| 2019-09-21 04:35
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