先週は9月のドン・ロス ツアーのチラシを持って都内の楽器店、CDショップなどを歩きました。快く置いて下さるところが多くて、2000枚!!撒いて来ました。
そんな中、スコットランド出身のギタリスト「
トニー・マクマナス」の初来日ツアー初日を観に曙橋「バック・イン・タウン」へ。
興行主はTABギタースクールの
打田さん。(いつもお世話になって20年超)
トニーはケルト系バンドのギタリストからも絶大なリスペクトを受けているギタリストです。
数年前に雑誌のインタビューで会った、元SOLASのスーパー・ギタリスト「ジョン・ドイル」もトニーを絶賛してました。
フィンガー・ピッキングの右手・親指のみでトリプレットを弾きながら、他の指ではメロディーを・・・とギターを弾かない人には、よくわからないと思いますが、彼が発明したモノスゴイ、アンボリーバボーなテクなのです。
席をご一緒した、これまたお世話になっている音楽雑誌編集長さん始め皆さん、
「どうなってんの~~???!!!」って感じでした。

一見、派手なテクニックは見様見真似でもサマになったりしますが、本当にスゴイ技術は目の前で見てもわかりませんし、理屈がわかっても生半可な練習では身に付きません。
開演前に、トニーと話をさせて貰いましたが、何と僕と同じ歳!
共通の友人であるドン・ロスや
ピエール・ベンス-ザンの話、またカナダの住み心地について。(彼は今、カナダ人の奥さんと結婚してオンタリオ州在住)
「人をあまり誉めないピエールがトニーの親指はスゴイ!って言ってたよ!」と言うと、
「光栄だね!でもピエールは”僕の親指のテクニック”は好きだけど、”僕の音楽”はあまり好きじゃないんだよね~。」
と、ちょっと笑えないけど、いかにも・・・というお答えが。(笑)
「マジで~!?(笑)」と聞くと、
「ウソだよ、ウソ、ウソ!(笑)」との事で、一応、ピエールを”師”とする僕はホッとしました。(笑)
勿論、テクニックだけでなく、彼のケルト音楽への造詣の深さを表した「音楽」は素晴らしいもの。
なるほど、スーパーテクを持った気さくなスコティッシュあんちゃんでした。