9/12の京都・法然院でのコンサートは雨模様の中、思いがけずたくさんのお客さまに恵まれて、大盛況の内に無事終了致しました。
お越し頂いた皆さん、お手伝い頂いた皆さん、本当に有難うございました!
当日は朝からパラパラしていた雨が、会場に到着して搬入する頃には大雨に!
お客さまが来られる頃には、少し小降りになるだろうと思っていると・・・変わらず、大雨。
そして開演の頃には、更に大雨が!
最初の写真のように、法然院の庭園をバックに演奏しようと思っていたので、開け放った障子戸から容赦ない雨音が(涙)!!
音響機材を使用しない全くの生音コンサートなので、どうなることやら、と思っていたのですが、お客さまが入ってからの方が、音が漏れて行かない感じで演奏し易い感じでした。
(これは理屈に合わない不思議なことでした)
そして雨がだんだん遠ざかり、”雨音”が”雨しずくの音”に変わり、それが”秋の虫の音”に・・・。
生音なので、それらがとても良い効果音としてお客さまのお耳に、御心に届いたようです。
(時折ひびく、”ししおどし”の音も)
演奏する側としては、音量が小さく、また湿気を嫌う生楽器を、楽器だけの音で聴いて貰うには一見 辛い環境でした。
でもそれゆえに、自分の楽器と相方の楽器の音をより注意深く聴き、音楽に集中できたのでしょう。
そして、それを応援してくれた法然院の持つ”場”の雰囲気は、最高の演出をかもし出し極上の空間を創り出してくれました。
『法然院』
やはり古くから人々が集うマジカルな場所でした。